創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝

「創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」に行ってきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

東京展 2017年4月15日(土)~2017年6月11日(日) 三井記念美術館
大阪展 2017年7月29日(土)~2017年9月24日(日) あべのハルカス美術館
山口展 2017年10月20日(金)~2017年12月10日(日) 山口県立美術館

私は8月16日(水)に大阪展に行きました。

「なんか仏像とか見て癒されたい(´・ω・`)」という、20年前なら決して抱くことのなかったであろう気持ちを抱いて、縋るような気持ちでガン見してきました。
歳を取ると食べ物の好みが変わったり、物の考え方が変わってきたりするものですが、私はかなり短期間でいろいろ大幅に変わってしまったほうだと思います。

同人をやめる数年前に1回死んで生まれ変わったという表現がしっくり来ます。
それでもオタクであることは変わっていないので、きっとこれは私の業なのでしょう。
オタク自体をやめてしまってもおかしくないくらいの衝撃はあったはずなのですが。

それはともかく、西大寺は奈良県奈良市西大寺芝町にある真言律宗総本山の寺院です。



奈良時代に称徳天皇の発願により建立され、東大寺などとともに「南都七大寺」のひとつとして数えられる名刹で、今回の展覧会は西大寺の創設1250年を記念したものです。
西大寺とその一門の真言律宗寺院などに伝わる、国宝や重要文化財が展示されています。

Youtubeでも公式の動画が上がっています。こうして見るとハルカスって厚みが無いな。

ハルカス散歩「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」

ここでも紹介されている「釈迦如来立像」ですが、これはナマで見ると本当に心が無になりました。長時間ボーッと眺めてましたが、これはイイ!
詳しいことは分からないけど、これはイイぞ(・∀・)…美術品に詳しくないけど感動した人って、だいたいこういう気分だと思う。

でも、個人的に最も印象に残ったのは「極楽坊縁起絵巻」です。大阪展では8月27日まで上巻が展示されて、8月29日からは下巻が展示されるというスケジュールになっています。

これは元興寺極楽坊とその本尊である智光曼荼羅図の由来について描いたもので、上巻と下巻があるのですが、私が見たのは上巻の一部です。
行基が朝廷に重用されることを妬んだ智光法師が、急死して地獄に堕とされ、地獄で閻魔王から責められたあと10日後に蘇生し、懺悔して行基に謝罪しに行く場面でした。

そうですね(・∀・)やはりマイナス感情を持つとロクなことがありませんね。
その手の話は2次元にも3次元にも溢れているのに、人は何故「怒らない」ことが難しいのでしょうか?私はもう割れたあとの風船なので何もかもどうでもいいのですが、心が元気な人は怒ったり妬んだりするのも当たり前だと思うのです。だからこそその手の話が生まれるのでしょうが、今の私は元気な人が羨ましい。いや、苦しそうだから羨ましくないかも?

しかもこれ、絵がすごくキレイな状態で残ってるんですよ。
美術館で展示されてる絵図って、ボロボロでほとんど見えなくなってるものもあるけど、キレイなものはキレイなので、どうやって保存してたのか不思議に思うことがあります。
しかも当時はクリスタ素材とか無かったはずなのに、一発描きでめちゃくちゃ上手い。

私はテキトーに絵を描いてる人ですが、こういうのを見ると心を入れ替えそうになります。

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没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑

「没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑」に行ってきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2017年6月6日(火)~2017年7月17日(月・祝) あべのハルカス美術館

展覧会の様子がYouTubeで紹介されています。あべのべあが美人画っぽい着物姿で驚きましたが、あべのべあって性別が公表されてないから、女子かもしれないんだな…そうか…

没後70年 北野恒富展 あべのハルカス美術館

北野恒富は、大阪の画壇で明治から昭和にかけて活躍した画家で、美人画で有名です。
絵師なら「自分が美しいと思う女子」を精一杯表現したいという熱意はとても共感できるので、美人画と聞いただけで見るのが楽しみになってしまいます。

明治後期の大阪の画壇は、東京や京都に比べるとややマイナーとされていて、そんな中で北野恒富は「画壇の悪魔派」と揶揄されながらも、改革を起こそうとした…とのことですが、「画壇の悪魔派」なんて、どう考えても誉め言葉としか思えません(・∀・)
言ったほうは悪口のつもりだったのでしょうか?昔の人の感覚は分かりませんね。

北野恒富が描く女性は、パッと見て「きれい」「かわいい」と思うと同時に、何とも言えぬ妖艶さとか、内に秘めたさまざまな感情が感じ取れます。
まさに「可愛いだけじゃないのが、ガールズの約束なの(BY ドキドキ!プリキュア)」を体現していて、これって、マンガオタク絵師にとってもすごい理想だなと思いました。

近代の人なので、「戯れ」のカメラを持った舞妓さんとか、「いとさんこいさん」の着物姿で寝そべってる女子とか、中世の絵画などとは違った現代的な雰囲気があります。
女性の絵以外の作品もやたら色気があるのが、モダンな感じで素敵でした。

個人的に一番印象に残ったのは、高島屋の催事用ポスターです。
絵とは言えデパートのポスターでおっぱい丸出しなのは大丈夫なのか?(もしかしたら現代だとアウトだったのでは?)と疑問に思う間もなく、解説を読んでみると、白い肌&きれいな指先&やさしい目線のこのポスター、当時は貼られた先から盗まれまくったそうです。
客もなんか今の人と変わらない感じで、とても安心しました。

あと、絵ではないけど関連資料の中に「引っ越した時のハガキ」があったのも印象的でした。有名になるとそんなものまで美術館に展示されてしまうんですね。これは本人にとってはビミョーなのでは?と思って確認したくても、もう亡くなっているので無理ですね。

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あべのハルカス美術館のノベルティをもらってみた

あべのハルカス美術館のスタンプカードの特典ノベルティをもらってみました。





美術館ってだいたい行くのが面倒な場所にあるけど、あべのハルカス美術館はいまだかつてない行きやすさなので、ノベルティが無くても通ってたと思います。先日、スタンプが5個になりましたので、スタンプ4個目と5個目のノベルティを合わせて紹介します。

スタンプ4個目がメモ帳(右)で、スタンプ5個目がステーショナリーセット(左)でした。



とてもシンプル!ですが、どちらも消耗品なのでありがたいです。

そうですね、絵や図柄が入ったグッズはミュージアムショップで買えばいいのです。
何事もお金を払わないと潰れるというのは、大人になって一番実感したことです。
芸術でも何でも、見てるだけでお金を払わなければ、いつの間にか無くなってたりします。
無くなってから「あれ好きだったのに」とか言われても手遅れなのです。

開けるとこんな感じ。ステーショナリーセットはボールペンと蛍光ペンと定規ですね。



メモ帳の消費量は結構すごいので、喜んで使わせていただきます(・∀・)

この記事では私がもらったものを紹介しましたが、時期によって品物が変わる可能性もあります。違うものをもらったという人がいたら、何をもらったのかちょっと知りたいです。

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マティスとルオー-友情50年の物語-

「マティスとルオー-友情50年の物語-」に行ってきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2017年4月4日(火)~2017年5月28日(日) あべのハルカス美術館

アンリ・マティス(1869~1954)とジョルジュ・ルオー(1871~1958)の作品や手紙など約140点が展示されています。2人とも20世紀を代表するフランス出身の芸術家で、お互いに20代前半の時に、エコール・デ・ボザール(パリ国立美術学校)で出会いました。

その後、2人の師であるギュスターヴ・モローが死去して、お互い独立してから晩年までやり取りされた手紙と、2人の作品が交互に見られる、微笑ましくて面白い構成でした。

どんな絵なのか知るだけならネットでも探せますが、やっぱり現物はすごいなあと、私のような疎い者でもなんとなく感じ取れます(なんとなくかよ!)
特に、ルオーの油絵具を厚塗りした宗教画の迫力は、写真では分かりにくいです。

マティスは絵画もいいのですが、美術誌「ヴェルヴ」の表紙の切り絵や、晩年の切り絵シリーズ「ジャズ」が全部可愛すぎて感激しました。
何より、展示の最後にあった「ロザリオ礼拝堂」の動画展示がすばらしかった。青・黄・緑のステンドグラスも、絵や調度も私の好きな感じで、長時間見入ってしまいました。

「ロザリオ礼拝堂」はYouTubeでも動画が紹介されてるのでリンクを貼っておきますが、展覧会の動画のほうがより詳しく撮影されていました。

トロイメライ~ロザリオ礼拝堂 (アンリ・マティス)

作風がまったく違う2人の芸術家が、ずっと仲良く交流していたことにも驚きですが、特に晩年の、お互いの身体をいたわりあうような手紙が、とても暖かく感じられました。
これは、歳を取って若いころより体調が悪くなってきた人には、本当に心に来ます。
若いころにこれを見ても良さが分からなかったと思うので、今見られて良かったです。

不思議なことに「歳を取ってから見たほうがよかったと思うもの」は結構あるけど「若いころに見たほうがよかったと思うもの」はなかなか思い浮かびません。
アートでも、映画や小説でも、アニメや漫画でも。

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拝啓 ルノワール先生-梅原龍三郎が出会った西洋美術

「拝啓 ルノワール先生-梅原龍三郎が出会った西洋美術」に行ってきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2017年1月24日(火)~2017年3月26日(日) あべのハルカス美術館

梅原龍三郎は大正・昭和期の洋画家で、1908年にパリへ留学し、そこでルノワールのアトリエを尋ねて弟子入りしました。展覧会では、梅原本人の作品と、師であるルノワールの作品、その他梅原と交流があったピカソ、ルオー、セザンヌなどの作品と、梅原のコレクションである江戸時代の大津絵などもありました。

梅原とルノワールだけでなく、ほかの近代西洋画もいろいろ楽しめる展示でしたが、絵だけでなく手紙なども展示されていて、こういうのって見る側としては興味深いけど、本人たちにとっては正直どうなんだろうといつも思います(・∀・)

実を言うと、私が生まれて初めて知った画家はルノワールです。
私の父は美術とか全然興味ないのですが、ルノワールの絵だけはキレイだから好きと言って、家の中にもレプリカを飾っていたのです。

この展覧会にも展示されていた「長い髪をした若い娘(麦藁帽子の若い娘)」も可愛い。
肌のきめ細かさと髪のフワフワ感の対比が、美しくて存在感があります。
YouTubeで動画が紹介されていたのでリンクを貼っておきます。

ルノワール《長い髪をした若い娘(麦藁帽子の若い娘)》1884年 三菱一号館美術館名品選2013

梅原はルノワールの弟子だけど、作風は全然違ってて、激しめのタッチが脳内に強く残ります。でも当然ながら、年代によって絵の雰囲気は変わっていきます。同じ人が描く絵の画風が歳とともに変わっていくのを観察するのは、展覧会の面白さのひとつです。

チケットにも印刷されている「パリスの審判」も、梅原版とルノワール版を直接見比べられる機会は貴重だと思うし、リスペクトしつつもそのまま真似はしてない感じがいい。
ただ、今ギリシャ神話の神の名前(ヘルメスとか)を聞くと、どうしても増田こうすけ先生の漫画「神々と人々の日々」を思い出して吹きだしてしまってスミマセン。

まあ、Fateとか好きな時点で、見ると反応してしまうものはたくさんあるのですが。
中高生の頃は歴史に全然興味なかったけど、今はFateのおかげで、フランスもローマもギリシャもエジプトも中国も全部興味あるので、博物館とかもっと行きたいです。

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1992年から2015年まで同人活動をしていたオタク女です。同人引退後の高齢オタクってこんな感じ!と、みずから晒していきます。大阪のおばちゃんですが、ヒョウ柄は着たことありません。★メールフォームはこちら★

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