マティスとルオー-友情50年の物語-

「マティスとルオー-友情50年の物語-」に行ってきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2017年4月4日(火)~2017年5月28日(日) あべのハルカス美術館

アンリ・マティス(1869~1954)とジョルジュ・ルオー(1871~1958)の作品や手紙など約140点が展示されています。2人とも20世紀を代表するフランス出身の芸術家で、お互いに20代前半の時に、エコール・デ・ボザール(パリ国立美術学校)で出会いました。

その後、2人の師であるギュスターヴ・モローが死去して、お互い独立してから晩年までやり取りされた手紙と、2人の作品が交互に見られる、微笑ましくて面白い構成でした。

どんな絵なのか知るだけならネットでも探せますが、やっぱり現物はすごいなあと、私のような疎い者でもなんとなく感じ取れます(なんとなくかよ!)
特に、ルオーの油絵具を厚塗りした宗教画の迫力は、写真では分かりにくいです。

マティスは絵画もいいのですが、美術誌「ヴェルヴ」の表紙の切り絵や、晩年の切り絵シリーズ「ジャズ」が全部可愛すぎて感激しました。
何より、展示の最後にあった「ロザリオ礼拝堂」の動画展示がすばらしかった。青・黄・緑のステンドグラスも、絵や調度も私の好きな感じで、長時間見入ってしまいました。

「ロザリオ礼拝堂」はYouTubeでも動画が紹介されてるのでリンクを貼っておきますが、展覧会の動画のほうがより詳しく撮影されていました。

トロイメライ~ロザリオ礼拝堂 (アンリ・マティス)

作風がまったく違う2人の芸術家が、ずっと仲良く交流していたことにも驚きですが、特に晩年の、お互いの身体をいたわりあうような手紙が、とても暖かく感じられました。
これは、歳を取って若いころより体調が悪くなってきた人には、本当に心に来ます。
若いころにこれを見ても良さが分からなかったと思うので、今見られて良かったです。

不思議なことに「歳を取ってから見たほうがよかったと思うもの」は結構あるけど「若いころに見たほうがよかったと思うもの」はなかなか思い浮かびません。
アートでも、映画や小説でも、アニメや漫画でも。

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