没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑

「没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑」に行ってきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2017年6月6日(火)~2017年7月17日(月・祝) あべのハルカス美術館

展覧会の様子がYouTubeで紹介されています。あべのべあが美人画っぽい着物姿で驚きましたが、あべのべあって性別が公表されてないから、女子かもしれないんだな…そうか…

没後70年 北野恒富展 あべのハルカス美術館

北野恒富は、大阪の画壇で明治から昭和にかけて活躍した画家で、美人画で有名です。
絵師なら「自分が美しいと思う女子」を精一杯表現したいという熱意はとても共感できるので、美人画と聞いただけで見るのが楽しみになってしまいます。

明治後期の大阪の画壇は、東京や京都に比べるとややマイナーとされていて、そんな中で北野恒富は「画壇の悪魔派」と揶揄されながらも、改革を起こそうとした…とのことですが、「画壇の悪魔派」なんて、どう考えても誉め言葉としか思えません(・∀・)
言ったほうは悪口のつもりだったのでしょうか?昔の人の感覚は分かりませんね。

北野恒富が描く女性は、パッと見て「きれい」「かわいい」と思うと同時に、何とも言えぬ妖艶さとか、内に秘めたさまざまな感情が感じ取れます。
まさに「可愛いだけじゃないのが、ガールズの約束なの(BY ドキドキ!プリキュア)」を体現していて、これって、マンガオタク絵師にとってもすごい理想だなと思いました。

近代の人なので、「戯れ」のカメラを持った舞妓さんとか、「いとさんこいさん」の着物姿で寝そべってる女子とか、中世の絵画などとは違った現代的な雰囲気があります。
女性の絵以外の作品もやたら色気があるのが、モダンな感じで素敵でした。

個人的に一番印象に残ったのは、高島屋の催事用ポスターです。
絵とは言えデパートのポスターでおっぱい丸出しなのは大丈夫なのか?(もしかしたら現代だとアウトだったのでは?)と疑問に思う間もなく、解説を読んでみると、白い肌&きれいな指先&やさしい目線のこのポスター、当時は貼られた先から盗まれまくったそうです。
客もなんか今の人と変わらない感じで、とても安心しました。

あと、絵ではないけど関連資料の中に「引っ越した時のハガキ」があったのも印象的でした。有名になるとそんなものまで美術館に展示されてしまうんですね。これは本人にとってはビミョーなのでは?と思って確認したくても、もう亡くなっているので無理ですね。

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