同人活動の思い出/ジャンル移動時の心苦しさ

前回の記事ではジャンル移動に関する話をしましたが、実際にジャンル移動することになった時、みなさんはどんな感じで移動しますか?

関連記事→ 同人活動の思い出/ジャンル移動の周期&情熱の寿命

男性向ジャンルの人は、そんなの気にしないで好きな時に好きなものを描いているイメージがありますが、女性向ジャンルだとわりと気を使うことが多いです。

私は、新しいジャンルにハマったことは正直に報告しつつ、前ジャンルの人もなるべく不快にさせないように、かなり慎重にフェードアウトしていました。
中には、そんな回りくどいことはせずに突然新天地へ飛び立つ人もいるし、「新ジャンル楽しい~前ジャンルはもう飽きたわ」などと余計なことを言って炎上する人もいます。

描き手同士の交流が無ければわりと気楽に移動できますが、それでも、ずっと自分の作品を読んでくれていた読者さんからは「もうやめてしまうんですね寂しいです」とか「〇〇さんの漫画好きだったのに…」とか「ショックです…」くらいのことは言われます。

そうは言っても、人の心は多かれ少なかれ移り変わるものだし、この世には二次創作したくなるような萌える作品がどんどん新しく生まれてきます。別れを惜しみつつも、永遠に同じ場所にはいられないのも事実。すべてを受け止めて新ジャンルへと旅立つのです。

もちろん、誰がいつ何を好きになろうと、どんなやり方で移動しようと自由です。

が、それまで自分と同じ作品が好きで、描く二次創作も面白かった人が「新しいジャンルにハマったので、もう前のジャンルは描きません」と言って去った時、心の底から何とも思わずにいられるほど、人の心は強くありません。

二次創作をするほどハマっているということは、そのジャンルを自分なりに「信仰」しているということ。そうでなければ、漫画や小説をかくなんて面倒な作業には耐えられない。

かつては、相手も自分と同じくらいそのジャンルに熱を上げていたのです。
でも、相手のほうが先に冷めて、もう新しいジャンルの話しかしなくなった。
控えめに言って「裏切り者に死を!」くらいは思うでしょう。

私はそこまで想像した上で、できるだけ前ジャンルの人を怒らせないようにと考えながら移動していました。当然、ジャンルが変われば離れていく人が多かったけど、複数ジャンルに渡って追いかけてきてくれた人もいるし、この辺は幸せな同人生活だったと思います。

ちなみに今回話した「ジャンル移動」とは、「描きたいものをすべて描き切ったから移動する」という、一般的かつ幸せな理由による移動のことを言っています。

それとは違って、ジャンル内の人間関係とか、活動を続けられないほど壮絶な失敗をしたとか、そういう理由で去らざるを得ない時もあります。その場合は気遣いもクソも無い。
そこはオタクも非オタクも同じ、人間の集団である限り仕方ありません(・ω・)

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Author:ヒロコ1号
1992年から2015年まで同人活動をしていたオタク女です。同人引退後の高齢オタクってこんな感じ!と、みずから晒していきます。同人はやめましたが、のんびり型月ファンをやったりアニメを見たりしています。
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